

2025年4月15日おすすめ店舗情報
みなさんこんにちは!
まつガスblog第5号は、松本市渚にお店を置く『ハバフローリスト』さんのご紹介です。
インタビューを通して店主である幅さんの経歴やお店のコンセプト、お花やお客様に対する想いなどをお聞きしてきました。
ぜひご覧ください。
今回お話を伺ったのは店主の幅 直也(はば なおや)さん(写真右)とお店のオープンから一緒に働く山下 瑞季(やました みずき)さん(写真左)。
最初に創業の経緯やお二人の経歴についてお聞きしました。
--お店の創業はいつですか?
創業は8年前、2017年12月です。それまで別のお店で花屋さんをやっていたのですが、花屋さんによってやり方が全然違いました。それぞれのお店に魅力はありますが、僕なりのやり方ができる花屋さんを作りたいなという想いで、この『ハバフローリスト』をはじめました。
--店名の由来を教えてください。
僕ね、名前が幅 直也っていうんです。そのハバからとって、直訳すると幅の生花店っていう意味になる『ハバフローリスト』という名前をつけました。あんまりかっこいい名前をつけるのはイヤだったんです。
そのまま幅生花店でもよかったんですけどね。若者も親しみやすいように横文字にしました。
--続いて、幅さんの経歴を教えていただけますか?
18歳の時から花屋さんで働いていました。
一度デザイン系の会社に5年くらい勤めていましたが、また30歳くらいで花屋さんに戻ってきました。
その時、花屋業界が何も変わっていない事に衝撃を受けました。
変わらないところはすごいことですが、今の時代にあった花屋さんをやりたいなという想いで今日に至ります。
当時を思い返すと、僕って結構生意気な若者だったと思います。
本来見習い期間があるんですけど、僕は18歳で花屋さんに入った日から花束作れますって言ってました(笑)
でも当時の花屋さんはそれを受け入れてくれたので、その時からずっと花束を作っています。
今思うととてもありがたかったですね。
--花束、アレンジメントは独学ですか?
花屋さんにも資格がありまして、基礎は18歳の時に学びました。
ただ何十年も前からその基礎が変わらない。
どうも変わらないのがあんまり今の時代に合わないなと思って。私の個人的な意見ですけどね。
もちろん基礎は使いますが、逆に僕にしかできないことを目指してやっています。
--そういった想いがあって今のお店があるんですね。
--山下さんもずっとお花屋さんに勤めているんですか?
いいえ、以前はアパレル関係で働いてました。全然違う職種です。
でも、お客様のイメージを汲み取るという点では、似ているところがあると思います。
お客様によっては抽象的なイメージでご注文される方もいます。
そのイメージを汲み取る際には、アパレル関係で働いていた経験が活きていると感じます。
-- 続いて、お店のこだわりを教えてください。
そうですね。こだわりは本当にいっぱいあって。並べきれないぐらいあります。
ただ、実は今まで1回も言ったことがありません。言わないようにしていました。
私は、お店とかお花でお客さんにイメージを固めてもらいたくなくて。
こういうお店だから可愛いものがでてくるんじゃないか、かっこいいお店だからかっこいいものが出てくるんじゃないか、とか。
なるべくそのイメージを固めたくなくて、お店の外観はすごくシンプルにしてます。
微々たるものだとは思いますが、松本にこういうお花屋さんがあったら、もっと素敵な街に見えるかなという思いも込めてお店を作りました。
贈る人もわくわくするし、もらう人も嬉しい。そんな花屋になれたらいいなと思っています。
--続いてお花の仕入れへのこだわりを教えてください。
お花の仕入れは命です。
野菜などと同じように、作り手さんによって同じお花でも全然違うので、なるべく同じ作り手さんから仕入れるようにしています。
それと、当時見向きもされず、何のスポットも当たらなかったお花たちを私は頑なに仕入れ続けています。
なかなか選ばれないけれど、可愛いお花もたくさんあるんだよ、という思いで仕入れてます。
例えば、10年くらい前は見向きもされなかったミモザというお花があるんですが、私はかわいくてずっと仕入れてます。
当時は誰も買う人がいなかったのですが、ここ5年くらい前からみんなに好かれるようになりました。
ミモザの日っていうのもあるくらいです。
そんなスポットの当たってこなかったお花を仕入れるようにしています。
他のお花屋さんで手に入らない好みのお花があるなら、うちに来ていただければ嬉しいなと思います。
--それでは、仕入れてきたお花を活用する花束とアレンジメントの魅力を教えていただけますか?
魅力は簡単ですね。どちらも「可愛い」がうちの花束とアレンジメントの魅力です。
誰かの真似をしている訳でもないので、完全にオリジナルです。
一般的に、花束はお花だけが見えるように丸く「面」で作るのが主流です。
うちは、お花だけでなく、茎も含めたものがお花だと思っているので、「面」ではなく「線」をきれいに見せるようにしています。
構成の組み立て方、ラッピング、アレンジメント、全て自分たちで考えたやり方です。
細かいことを言うと色々技術が詰まっていますが、ちょっとかっこつけて言うと、芸術やアート、デザインの中間ぐらいを狙って作成してます。想像力を掻き立てられるような。
音楽などと同じように、受け手が少し考えられるように作っています。
ちょっとかっこつけすぎですかね?(笑)
--いえいえ、そういうことをお聞きしたかったです。ありがとうございます。
続いて、お客様への想いを教えてください。
そうですね、、、。お花を通して、人生の一部に特別な日常をプラスできたらなと思っています。
あとはお花の好みが合えば嬉しいですね。
最終的にはお客様が主役で、僕たちは裏の裏の裏方なので。
お客様が主役になれるようなお手伝いができたらいいなと思っています。
花束って贈る側も、もらう側も人生の中で特別な瞬間だと思うんですよね。
その特別な瞬間がより素敵なものになれば、僕たちは嬉しいです。
-- それでは最後に、お二人が思う松本の魅力を教えてください。
(幅さん)
僕、松本が大好きで。生まれも育ちも松本です。
全国にも誇れる魅力を持つ場所だと思います。
個人店が多いのは魅力の一つだと思うんですよね。
それぞれのお店にそれぞれの想いや魅力があるので。
そこの一つに加われたら嬉しいなと思っています。
都会過ぎず、ちょうどいい田舎さで、笑顔が多い街だと思います。
そんな松本に少しでも貢献したいです。
(山下さん)
お店で接客をしていて、「引っ越してきました」というお客様が増えているので、松本自体がどんどん盛り上がっているように感じます。
お引っ越しをされてきたお客様には、「本当にいい街ですよ」って言っています。
歩いていると色んな発見があるので、とてもおもしろい街ですよね。
--質問は以上です。お時間いただきありがとうございました。
松本ガスのイメージカラー(えんじ色)を使用して、アレンジメントをお作りいただきました。
あまり見たことのないお花たちで構成された本当に素敵なアレンジメントで、見た瞬間取材班一同声を揃えて「おぉ~!」と言ってしまいました(笑)
今回作成していただいたアレンジメントに使用されたお花はこちら
①シンビジウム・・・えんじ色の可愛らしいお花(写真左側)
②カラー・・・一つの花びらを巻いたような白い美しいお花(写真中央)
③アンスリウム・・・大きくて丸みを帯びたハート形のお花(写真両端)
④ハクモクレン・・・厚みのあるたまご型の白いお花(写真上側)
⑤リューココリネ・・・星のような形の涼しげな紫色のお花(写真右端)
⑥スカビオサ・・・こんもりと盛り上がった形が特徴の濃い紫色のお花(写真左上)
⑦パフィオペディラム・・・唇弁が袋の形になっているユニークなお花(写真中央)
⑧プロテア・・・ひときわ存在感を放つ大きなえんじ色のお花(写真中央右)
⑨パラノムス・・・葉が同じリズムで下の方まで続いている個性的なお花(写真左下)
⑩ユーカリ・・・それぞれのお花を際立たせる、コアラでお馴染みのシルバーがかった緑色の葉
以上の10種類のお花を使って作成していただきました。
弊社のイメージカラーが使われたとてもかわいいアレンジメントでショールームも華やかになりました。
いかがでしたでしょうか。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今回の記事を読んで、興味が湧いた方は花束・アレンジメントをご依頼してみてはいかがでしょうか?
笑顔が素敵なお二人が、受け取った人が笑顔になれるような最高の花束をお作りしてくれます。
何か想いを伝えたい時、一つ花束を添えて気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
今後も松本地域の魅力を皆様にお届けしていきますので是非ご覧ください。
ハバフローリスト様、お忙しいところありがとうございました!
ー取材班一同ー
habaflorist(ハバフローリスト)
松本市渚3丁目10番47号
TEL:0263-88-7725
HP:http://habaflorist.com/
Instagram:https://www.instagram.com/habaflorist/?hl=ja
営業時間:11時~18時
定休日:月曜日・火曜日
駐車場:あり(6台)
花束・アレンジメントは完全予約制